研究課題
挑戦的萌芽研究
High mobility group box-1(HMGB1)は、組織障害に由来する炎症惹起物質として、今大きな注目を集めている。研究者は、これまで取り組んできた脳虚血や脳血管攣縮に対する抗 HMGB1抗体の治療効果に大きなヒントを得て、現在治療法のない交通事故や転落事故後の脳外傷に対する抗体治療の応用について検討した。 その結果、ラットの脳外傷後に局所の神経細胞の核から細胞外へと HMGB1 が放出されること、HMGB1 の活性を抗 HMGB1 抗体の投与で中和すると、血管-脳関門の破綻が抑制され、脳浮腫を著明に抑制できることを実験的に証明した。抗 HMGB1 抗体による脳外傷治療は有望である。
すべて 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 10件) 学会発表 (50件) (うち招待講演 4件) 産業財産権 (3件) (うち外国 2件)
European Journal of Pharmacology
巻: 701(1-3) 号: 1-3 ページ: 194-202
10.1016/j.ejphar.2012.11.058
Annals of Neurology
巻: 72 号: 3 ページ: 373-384
10.1002/ana.23602
130004427993
Nature Medicine
巻: 18 号: 6 ページ: 911-917
10.1038/nm.2749
巻: in press
Acta Med. Okayama
巻: 65(6) ページ: 369-377
Current Eye Research
巻: 36(11) ページ: 1037-1046
Stroke
巻: 42(5) ページ: 1420-1428
Arterioscler Thromb Vasc Biol
巻: 32(2) ページ: 313-319
Resuscitation
巻: 82(2) ページ: 219-221