研究課題/領域番号 |
23659697
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
寺本 明 日本医科大学, 大学院・医学研究科, 教授 (50133070)
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研究分担者 |
吉田 大蔵 日本医科大学, 医学部, 准教授 (30210701)
山口 文雄 日本医科大学, 医学部, 講師 (70267219)
太組 一朗 日本医科大学, 医学部, 講師 (60307923)
金景 成 日本医科大学, 医学部, 助教 (30339387)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 下垂体腺腫 / miRNA / mRNA / GH / PRL / 成長ホルモン / 細胞内シグナル |
研究概要 |
<諸言>micro-RNA (miRNA)とは、細胞内に存在する長さ20から25塩基ほどの1本鎖RNAをいい、non-codingRNA (ncRNA)の一種である。最近様々な遺伝子発現の調節機能について報告があるが、下垂体腺腫におけるホルモン関連遺伝子に関しては未だ少ない。今回我々は下垂体腺腫細胞におけるGHとPRL発現に関与するmiRNAのsignal cascadeを検討したので報告する。<方法>下垂体腺腫細胞GH3とrat normal pituitary cell(RPC)のmRNAとmiRNAの発現プロファイリングをcDNA microarrayで解析し、有意に負の相関のあるものの中から、GH,PRL産生に関与する遺伝子を選択した。それらのmiRNAの3'側非翻訳領域に相補的な塩基配列を構築してGH3細胞のmiRNAをノックダウンし、GH、PRL分泌変化をELISAで定量し、同時にシグナル下流域をcDNA microarrayで解析した。<結果>RPCよりもGH3で過剰発現していたmiRNAのうち、GH産生に関して相補的なmRNAと一致したものはなく、むしろrno-miR-494と-146aが発現低下をしてmRNAと負の相関をしていた。PRLに関しては、rno-miR-101bと-191,-194の発現過剰がみられた。PRL産生はrno-miR-101bの ¥ノックダウンしたGH3細胞にのみにPRL分泌が有意に増加した。cDNA microarrayでもPRL産生に関するシグナルは有意にup-regulateしていた。<結論>GH3ではRPCに比して種々のmiRNAの発現変化がみられるが、このうちrno-miR-101bはPRL発現を抑制する機能を有していると思われた。
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