研究課題/領域番号 |
23659707
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田中 栄 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (50282661)
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研究分担者 |
門野 夕峰 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70401065)
安井 哲郎 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30583108)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 骨 / 軟骨代謝学 / 破骨細胞 / 微小管 / AKT / Akt |
研究概要 |
Aktによる微小管制御を介した成熟破骨細胞の骨吸収分子メカニズムを解析した。Akt阻害剤により破骨細胞のsealing zone形成が阻害され、骨吸収活性が低下した。Akt阻害剤は正常な微小管構造を破断し、安定した微小管を反映するアセチル化チュブリンを減少させた。一方、Aktの恒常活性では正反対の効果が得られた。Aktの恒常活性はEB1、APC、dynactinなどの微小管結合蛋白の微小管結合を促進した。破骨細胞におけるAkt1およびAkt2の欠損はAPCとEB1の結合を減少させ、sealing zone形成の阻害と骨吸収活性の低下をもたらした。これらの変化はGSK-3ssの阻害剤で回復した。破骨細胞特異的Akt1&Akt2ダブルノックアウトマウスは骨吸収の低下による骨硬化を示した。これらの結果は、Aktが微小管結合蛋白の制御によって微小管の安定化に関与し、破骨細胞の骨吸収活性を調節していることを示唆した。
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