研究課題
挑戦的萌芽研究
変形性膝関節症患者に対し, 表皮内刺激電極を用いて疼痛刺激を行い, 疼痛に対する脳活動を評価した. 変形性膝関節症患者において, 両側の DLPFC で健常者よりも有意な脳活動を認めた. 疼痛抑制に関与すると考えられている, DLPFC の活動は健常者では, Pain matrix と活動と関連をもっていたが, 変形性膝関節症患者においては pain matrix との関連を認めず, 皮質-皮質間, 皮質-皮質下間の経路の変化が生じている可能性があることが示唆された.