研究課題
挑戦的萌芽研究
組織工学による再生骨は骨グラフトに代わる技術として注目されているが、臨床応用可能な大きさや形を持つ骨の再生は、血管を伴わないと難しい。本研究では、骨髄細胞(MSCs)と骨髄由来血管内皮細胞(ECs)とを多孔性細胞足場材料に播種し、RWVバイオリアクターによる3次元培養を行うことにより、血管を伴う骨組織の再生に成功した。RWVバイオリアクターによる回転培養によって、MSC由来の ECs は足場材料中に、vWF の免疫染色、フローサイトメーターによる CD31 の発現により確認できた。再生組織は、トルイジンブルー、ヘマトキシリンーエオジン染色、オステオポンチン、オステオカルシンの免疫染色、トマトレクチン染色により解析した。その結果、血管を伴った骨組織が再生されていることが確認できた。RWVバイオリアクター中の培地の流れ、MSCs、ECsの相互作用がうまく作用して、血管を伴った3次元的骨組織が再生できたものと考えられる。
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