研究課題/領域番号 |
23659856
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
工藤 明 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (70178002)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 口腔解剖学(含組織学発生学) / メダカ / 破骨細胞 / RANKL / NFATc1 / 発生・分化 / 細胞・組織 / 遺伝子 / トランスジェニック / 骨形成 / リモデリング |
研究概要 |
メダカにおいて骨モデリングが起きる咽頭歯と椎骨、そして尾びれの骨である軌条を用いた骨折モデルについて、骨芽細胞と破骨細胞がそれぞれ赤色と緑色の蛍光で光るダブルトランスジェニックメダカを用い、それぞれの細胞のふるまいを生きたまま解析した。その結果、椎骨では骨芽細胞の跡を追いかけるように破骨細胞が進展していく様子が観察され、破骨細胞の進展方向を骨芽細胞が決めること、骨芽細胞と破骨細胞、破骨細胞同士の細胞間相互作用が必要なことが明らかになった。また、尾びれの骨折モデルにおいて、骨折した後にすぐ現れる破骨細胞がモデリングに寄与し、骨芽細胞のよる修復の後現れる破骨細胞がリモデリングに寄与することがわかり、異なる2種類の破骨細胞の存在が明らかになった。RANKLノックアウトメダカの解析の結果、RANKLを介さない破骨細胞分化誘導が存在し、新たな破骨分化因子の発見が急がれる。
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