研究課題
挑戦的萌芽研究
各種の3次元培養法は、細胞基盤の体積が増すほど循環が不足するので、動力学的要素が必要となる。我々は最も単純に重力を力学刺激として応用する目的で培養皿を反転する反重力法を考案しその装置を発明した。本装置内によれば市販35 mm培養皿上で細胞を通常の正重力方向とそれを反転した反重力方向とで、形態学的、生化学的に比較分析できる。また、あらゆる3次元細胞基盤にも適用できる。該当年度では、骨原細胞MC-3T3 E1およびがん細胞MG63を用いた。その結果、反重力下では形態的な特性あるパターン形成のみならず、アクチンおよび、コラーゲンがRNAレベルで、正重力下の10~20倍以上に増大することを確認できた。
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