研究課題
若手研究(A)
本研究は速度知覚や移動物体の観察能力を、状況に応じて調整可能な「動きの眼鏡」を開発し、速度知覚のダイナミックレンジを拡大することを目的としている。本研究の成果として、小型軽量の強誘電性液晶素子で構成された光学式時空間周波数フィルタの試作を行い、提案システムを眼前に設置することで、(1)移動物体のブレの低減、(2)移動物体のモーションブラーと輪郭の同時観察、(3)並行移動物体の拡大および縮小といった知覚制御を実現した。これらの知見を用いて、実空間における移動時の速度知覚や移動物体を強調したり、逆に認知不可を下げるシステムへの応用が期待できる。
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (9件) 産業財産権 (1件)
情報処理学会論文誌
巻: 53 ページ: 1319-1327
巻: 53 ページ: 1372-1379