研究課題
若手研究(A)
鳴禽類の中でもカエデチョウ科は,歌・ダンス・装飾的羽装,という複数の性淘汰形質を持っている.本研究では特に歌とダンスに主な焦点をあて,なぜ複数シグナルが進化し機能しているか検討した.カエデチョウ科の鳥達は,複数の要素にまたがるシグナル(ダンス・歌・嘴音)をうまく協調させて同時に求愛ディスプレイ中に表出していることが分かった.のみならず,発達のごく早い時期からダンスの「練習」様の行動がみられるのは,ダンスと歌の協調を発達させるためである可能性がある.しかし,歌とダンスの協調した表出がみられるにもかかわらず,系統進化史的には両行動は独立に進化しており,メカニズムと機能面も独立であることもわかった.
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件、 謝辞記載あり 3件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (22件) (うち招待講演 1件)
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