研究課題
若手研究(A)
ダブルコルチン(Dcx)およびダブルコルチン様キナーゼ(Dclk1, Dclk2)は、大脳皮質の神経細胞の層構築および神経細胞間のネットワークである軸索、樹状突起の形成に関与し、その機能の破綻はてんかん症状を引き起こす。本研究では、分子メカニズムの解明を目指し、DCLK1によるリン酸化のターゲット蛋白質としてMAP7D1を同定した。大脳皮質の神経細胞においてMAP7D1の発現を抑制させたり、リン酸化されないMAP7D1を過剰発現させることにより、脳梁を通る軸索の伸長が抑制されたことから、DCLK1がMAP7D1をリン酸化することにより軸索伸長に関与することが示唆された。
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Nat. Commun
巻: 4 ページ: 1440-1440