研究課題
若手研究(A)
平成25年度では、開発された「レーザ蒸散技術とメカトロニクス、コンピュータを駆使した標的腫瘍診断・治療デバイス」、「内視鏡に搭載可能な腫瘍組織の蛍光計測およびレーザ蒸散できる小型装置」などの技術融合とシステム統合を行い、また、下記の「低侵襲診断・治療における基礎技術の融合とシステムの統合」の研究開発も取り組んだ。低侵襲診断・治療における基礎技術の融合とシステムの統合の研究開発では、専門医や連携研究者との議論を行い、ファントム実験による評価を繰り返すことで完成度を臨床のレベルまで高めていく。また、治療デバイスと術中画像表示を統合し、ナビゲーションシステムへと発展させ、これまで成し得なかった精度の高い位置情報を術者に提示した。各種治療に適した表示方法、並びに精度について検討し、システムの基本性能試験の後、動物実験等によりその機能を評価し改良を行った。また、手術の要求仕様や具体的な使途、さらには手術シナリオにおける開発したシステムの位置づけなども綿密に検討した。以上の技術開発により、低侵襲治療技術の限界を突破し、病変部位の細胞機能情報・疾患情報を計測・診断し、マクロからミクロへと局所治療へ進め、従来の低侵襲診断治療より高精度かつ高効率な標的治療システムを構築した。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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