研究課題
若手研究(A)
本研究は、地形性豪雨に対する衛星搭載マイクロ波放射計による降雨量推定の高精度化を行った。補助データから推定した地形性上昇流と地上水蒸気フラックスの収束に基づく、地形性降雨/非地形性降雨を判別するスキームを導入した。地形性降雨と判定された場所には、地形性降雨の降水鉛直分布を用いて求められた参照テーブルを用いて降雨量を推定し、非地形性降雨と判定された場所では、アルゴリズムで元々使われてきた通常の降水鉛直分布を用いて求められた参照テーブルを用いて降雨量を推定した。このように改訂されたアルゴリズムは元のアルゴリズムに比べて、衛星搭載降雨レーダや地上設置レーダによるデータと一致するようになった。
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