研究課題
若手研究(A)
明治維新の社会変動に対する京都の漆器産業の反応を知ることは、現代の漆器産業の行く末にとっても重要な課題であるが、現存する江戸時代の京都製蒔絵と近代の蒔絵の分類は必ずしも明白ではない。本研究は、英仏蘭独西瑞米などの各国と日本の美術館、博物館、個人所蔵家が所蔵する日本の蒔絵作品の中で、コレクションの成立期や制作者のわかっている品を中心に千点あまりをつぶさに調査し、これらを比較することによって、京都製蒔絵における近世と近代の様式の違い、あるいは近代の京都と他地域で作られた蒔絵の違いについて、その特徴を掴むことに努めた。同時に、海外研究者と交流を深め、今後の研究のための情報の集積と人脈の構築を行った。
すべて 2015 2014 2013
すべて 雑誌論文 (4件) (うち謝辞記載あり 3件)
京都国立近代美術館ニュース
巻: 473 ページ: 2-4
学叢
巻: 36
40020136425
巻: 35
40019746727