研究課題/領域番号 |
23683011
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 北海道大学 (2012) 上智大学 (2011) |
研究代表者 |
竹澤 正哲 北海道大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (10583742)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
2012年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2011年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | 適応的意思決定 / 社会的学習 / 集合知 / 進化心理学 / 社会的意思決定 |
研究概要 |
研究成果の概要(和文):本研究は「適応的道具箱(Gigerenzer,ToddandtheABCresearchgroup,1999)」の観点から、社会的学習の問題にアプローチしたものである。すなわち、様々な社会的学習戦略の優劣は環境構造によって異なり、人々は適切な戦略を使い分けている可能性を検討した。本研究が着目したのは、多数派同調戦略とベストメンバー戦略である。一連の研究の結果、多数派同調戦略よりもベストメンバー戦略の方が有利であること、だが誰が最も優れたメンバーであるかを見出すことが困難である場合には、多数派同調戦略が相対的に高い成績を挙げるため、多数派同調戦略はデフォルトの社会的学習戦略として人々に利用されている可能性が高いこと、そして、誰が優れたメンバーであるかを指し示す信頼性の高い情報が存在する場合には、人々が多数派同調戦略からベストメンバー戦略へスイッチする可能性が示された。
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