研究課題
若手研究(A)
本プロジェクトでは,社会的推論と学習を検討する4つの研究が主に遂行された。主要な知見は次の二点にまとめることができる。(1)人間は他者の信頼性や支配性などの社会的特徴を顔から推論する傾向がある。そうした社会的推論からの結論は人々の間で似ているが,正確ではない(研究1・2)。(2)人物の信頼性の印象は,最初は顔つきから形成されるが,評判を学習することで更新される。とくに悪い評判の影響は強く,評判の恣意性が判明しても持続する(研究3)。感情関連の脳領域の活動がそうした持続的な不信感に関与している(研究4)。これらの知見は,社会的推論と学習のメカニズムや特徴の理解に大きく貢献したといえるだろう。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (25件) (うち招待講演 2件) 図書 (1件) 備考 (2件)
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