研究課題/領域番号 |
23684030
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
池上 弘樹 独立行政法人理化学研究所, 河野低温物理研究室, 専任研究員 (70313161)
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研究期間 (年度) |
2011-11-18 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
2013年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2012年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
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キーワード | 超流動ヘリウム3 / 表面束縛状態 / トポロジカル超流動 / マヨラナ粒子 / イオン / 固有マグナス力 / カイラリティ / マヨラナ励起 / P波超流動 / 超流動ヘリウム3 / 電子バブル / P波超流動 |
研究概要 |
超流動ヘリウム3-Bの表面に形成される表面束縛状態を観測するため、自由表面直下にトラップされた正イオンの非線形伝導特性の測定を行った。非線形伝導特性は深さ依存性を全く示さない事を明らかにした。また、表面直下の正イオン、負イオンの移動度が、0.2 mKまで深さ依存性を示さないことを明らかにした。これは、表面束縛状態のイオンによる散乱断面積が小さい事を意味し、表面束縛状態のマヨラナ粒子性の関与を示唆している。さらに、超流動ヘリウム3-Aでイオンに働く固有マグナス力を観測を発見し、カイラリティを初めて直接観測した。
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