研究課題
若手研究(A)
銅触媒の多機能性に基づく主要生体構成元素間σ結合の開裂を伴う新合成反応の開発を行った。特にO-プロパルギルオキシムを基質とする銅触媒による骨格転位反応とカスケード反応を開発した。これらの反応ではC-OあるいはN-O結合の開裂を伴う。また、これらのカスケード反応において、銅触媒はアルキン・アレンのπ活性化のみならず、σ酸性触媒あるいは一電子酸化還元系触媒として、連続的に機能することを明らかにした。これらの反応により、4員環ニトロン、ピリジンオキシド、ジヒドロピリミジン、トリアジン、オキサゼピンなどの多様な新規ヘテロ環化合物が効率的に合成できるようになり、ケミカルスペースの拡大に貢献した。
すべて 2015 2014 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 10件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (19件) (うち招待講演 9件) 備考 (2件)
Org. Lett.
巻: 16 号: 9 ページ: 2562-2565
10.1021/ol5009608
Chem. Eur. J.
巻: 20 号: 33 ページ: 10214-10219
10.1002/chem.201403637
Organic Chemistry Frontiers
巻: 1 号: 8 ページ: 914-918
10.1039/c4qo00156g
巻: 16 号: 16 ページ: 4198-4200
10.1021/ol501889g
Organic Letters
巻: 16 号: 19 ページ: 5184-5187
10.1021/ol502541w
Heterocycles
巻: 89 号: 4 ページ: 845-868
10.3987/rev-13-791
Synthesis
巻: 44 号: 10 ページ: 1542-1550
10.1055/s-0031-1290819
Angewandte Chemie, International Edition
巻: 51 号: 43 ページ: 10816-10819
10.1002/anie.201205285
有機合成化学協会誌
巻: 70 ページ: 581-592
10030765740
http://www.orgreact.sakura.ne.jp/index.html
http://www.orgreact.sakura.ne.jp/