研究課題
若手研究(A)
本研究では、10 nm オーダーの金属ナノ構造体の界面を対象として、時間依存変形であるクリープによる界面破壊の支配力学を明らかにすることを目的として、斜め蒸着法によりSi基板上に成長させたTi傾斜ナノコラムに対するクリープ実験を行った。Tiナノコラムは、室温下においてクリープ変形し、Si基板との界面で破壊した。実験結果を基にTiナノコラムのクリープを考慮した応力解析を実施した。同様の破断寿命であった応力特異性が異なる2種類の試験片で、破壊が生じた界面端近傍の5 nmの領域で応力場の強さが良く一致した。このことは、ナノスケールの局所応力場がクリープ界面破壊を支配することを示唆している。
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Engineering Fracture Mechanics
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http://www-micro.mech.eng.osaka-u.ac.jp/home.html