配分額 *注記 |
26,390千円 (直接経費: 20,300千円、間接経費: 6,090千円)
2012年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2011年度: 12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
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研究概要 |
ナノ厚さ潤滑薄膜の力学モデル構築に向けて,摺動時における液架橋形状と力学応答との同時計測を実現することを目的とした.力学応答の測定には従来研究で開発したファイバーウォブリング法(FWM)を用いることとした.FWM では先端を球形に加工した光ファイバーを摺動子として用いる. FWM で測定された力学応答から力学モデルの構築に必要な物性値(粘性係数や弾性係数)を得るには,摺動子先端と潤滑膜との接触面積を精確に同定する必要がある. そのために試料下側より摺動子先端表面を顕微鏡観察することとした.微分干渉法を用いることによりバックグラウンドノイズを低減する方法を着想し,数μm オーダの接触面積の観察に成功した. 構築した測定法を用い,ナノ厚さ液体潤滑膜の粘性係数を定量評価することに成功した.
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