研究課題
若手研究(A)
表面プラズモン共鳴(SPR)センサと抗原応答性ハイドロゲルを用いた匂いセンサ実現に向けて,親水性ポリマーを固定化したSPRセンサ表面の作製方法を確立した.爆薬であるトリニトロトルエン(TNT)やRDX,催涙剤の成分であるカプサイシノイドの検出を行った.TNTに対しては,表面開始原子移動ラジカル重合によりポリマー層を構築したセンサ表面を用いて,間接競合法により,検出限界5.7 pptとなった.置換法では,0.4 ppbが得られた.RDXとカプサイシンについては,オリゴエチレングリコールを有する自己組織化単分子膜を用いたセンサ表面で,それぞれ40 ppt,150 ppbが得られた.
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Fabrication of surface plasmon resonance sensor surface with control of the nonspecific adsorption and affinity for the detection of 2,4,6-trinitrotoluene using an antifouling copolymer
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