研究課題
若手研究(A)
球形圧子の圧子圧入時に圧子先端近傍に局所的に発生する高圧場を利用した、新しい高圧インピーダンス測定法について検討した。材料の弾性率など力学パラメータを決定すると同時に、導電率測定より活性化体積を算出した。圧子直下の局所域にのみ高圧場が発生するため、静水圧条件下で得られるΔV値より過大評価する傾向が見られたものの、有限要素法などを取り入れて応力分布を加味することで、より精度の高いΔV値の算出が可能であると考えられる。また、ダイヤモンドアンビルセルなどを用いた場合には測定雰囲気を任意に変化させることは難しいが、本手法では例えば水素分圧などを変化させて弾性率や活性化体積を評価することも可能である。
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