研究課題
若手研究(A)
短日植物であるイネのフロリゲン遺伝子Hd3aの発現は限界日長反応を示す。本研究は、この限界日長反応に必須な促進因子Ehd1の転写制御の解明を目指した。抑制因子Ghd7はEhd1を抑制する。フィトクロム依存的なGhd7は、転写制御と活性制御を介して長日条件下の抑制に働くと考えられた。一方、Ehd1は青色光で誘導される。今回、青色光受容体を同定し、朝の発現に必須な時計因子OsGIとの相互作用モデルを示した。青色光シグナルはタンパク質分解経路を介して伝達されることから、Ghd7の日長依存的な抑制に加えて、青色光依存的な転写促進因子の活性制御がEhd1の急激な転写誘導に重要なことが強く示唆された。
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Molecular Plant, review
巻: 6(3) ページ: 635-649
Molecular Plant
巻: 6 号: 3 ページ: 635-649
10.1093/mp/sst022