研究課題
若手研究(A)
食品の品質を正確に評価するには、風味に関連する化学成分のみならず、食感を決定づける内部構造や物性も合わせて同時に計測すること、さらに、食品が持つ多層構造の各々における品質を、個別にかつ包括的に計測することが重要である。本研究では、対象の任意の層における光吸収・光散乱スペクトルを推定する「空間・層別分解分光法(Space and Layer Resolved Spectroscopy: SLRS法)」をマンゴー計測に応用し、果皮の外から計測した光学スペクトルを元に、果皮と果肉の光学スペクトルを個別に推定した。推定したスペクトルと、果肉の硬度指標との間に相関は見られなかった。
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