研究課題
若手研究(A)
成体の脳が安定して機能するには、シナプスの機能が維持される必要がある。そして「勘が鈍る」という、適切な入力の遮断による脳機能低下を示唆する概念が存在する。申請者らは、この概念を「脳における持続的経験入力依存的なシナプス維持機構」という、実験的に検証可能な課題に翻訳し研究に着手した。成熟マウスのヒゲを切除することにより、大脳皮質においてシナプス強度が低下することを確認した。これには、神経細胞における代謝型グルタミン酸受容体およびイノシトール三リン酸(IP3)シグナリングの遮断が関与していた。以上より持続的ヒゲ入力により惹起されるIP3シグナリングがシナプス維持に必須であることが明らかとなった。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (18件) (うち招待講演 3件) 備考 (4件)
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