研究課題
若手研究(A)
近年、多剤耐性菌による感染症例が増加し、新たな治療薬の開発が望まれている。本研究では、赤痢菌の抗生物質に代替となる新しい治療薬の探索・開発のために赤痢菌の病原因子の機能解明を行った。赤痢菌の病原因子であるOspEと宿主蛋白質 (ILK)との結合様式を明らかにし、複合体の機能を阻害する化合物の同定を目指した。さらにOspEホモログはO157やサルモネラ属菌などの腸管病原細菌にも保存されていることから、OspEホモログを解析した結果、他の病原細菌の感染成立にも重要な役割をすることを明らかにした。OspEホモログをターゲットとする治療薬は広範な腸管病原細菌に対する治療薬の開発につながると期待できる。
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