研究課題/領域番号 |
23700081
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
計算機システム・ネットワーク
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小泉 佑揮 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助教 (50552072)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | モバイルネットワーク技術 / 遅延耐性ネットワーク / 経路制御 / 自己組織制御 / 適応的制御 |
研究概要 |
本研究では、特性の異なる多種多様な端末を柔軟に収容する遅延耐性ネットワーク実現を目的とし、生物の環境変化に対する適応性を応用したノードの特性に依存しない遅延耐性ネットワークにおける経路制御の実現を目指す。脳や細胞の成長過程で形成される化学物質による濃度勾配に着想を得た方式により、ノードの移動特性を考慮した経路制御を提案した。本方式は、自己組織的に形成した勾配にもとづいてメッセージを転送する。シミュレーション評価を通して、移動特性の異なるノードが混在する環境におけるメッセージ転送遅延を最大で 50%削減することを明らかにした。さらに、提案手法である移動特性補正用勾配は、複数の既存方式に応用することが可能であり、既存のいくつかの経路制御手法の性能を改善できることを示した。
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