研究概要 |
本研究課題では,デスクワーク中のユーザ作業を阻害しない情報システム実現に向け,ユーザのPC使用状況と頭部運動からユーザの割り込みに対する拒否度を推定する手法を検討し,さらには,提案手法による推定機能と視線制御を利用したアンビエント情報提示を併用する,調停機能を持った秘書エージェントの開発を行った.評価実験により,頭部運動を併用することで,これまでのPC作業履歴のみからの推定と比較し,10~15%の精度向上を確認した.また,秘書エージェントによる調停は,体感の推定精度が15%向上すること,さらに,従来手法と比較して,割り込みによる認知的負荷を低減させることが可能であることを示した.
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