研究概要 |
自然言語上での推論を実現する自然論理(NaturalLogic)と,データから有用な特徴を自動学習する枠組である確率的手法である対数線形識別モデルを融合した文間関係認識手法を確立した.NaturalLogicによる文間関係の推論の過程を,統計的手法によるアライメントおよび確率モデル上の推論のプロセスと捉え,文間の対応付けと文間関係の推論を単一のモデルで表現することによって,提案手法は,言語に内在する言語に関する規則を精緻に捉え,データからの自動学習による頑健さの双方を備えることを可能とした.複数のデータセットによる評価を実施し,提案手法の有効性を実証した。
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