研究課題
若手研究(B)
本研究では、恐怖の消失および復元を司る神経回路を解明するため、恐怖条件づけモデル、最初期遺伝子を用いた大規模な神経活動イメージング、パッチクランプ記録を用いて、主に以下の点を明らかにした。(1)恐怖の復元時に内側前頭前皮質の一部、下辺縁皮質の活性化が低下すること。(2)恐怖の復元には内側前頭前皮質における神経可塑性が関与すること。(3)恐怖の復元に伴って、内側前頭前皮質ニューロンへの興奮性シナプス入力が減弱すること。(4)条件づけ恐怖発現の有無に対応して、扁桃体基底外側核内の異なるニューロン集団が活性化すること。(5)(4)の異なるニューロン集団は、その投射先が異なること。今回明らかにした神経回路を抽出し、選択的な解析を進めることにより、恐怖の消失および復元の細胞メカニズムをより詳細に明らかにできると考えられる。
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