研究課題/領域番号 |
23700434
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
渋谷 典広 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 神経薬理研究部, 室長 (40466214)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 認知症 / 硫化水素 / 剖検脳 / アルツハイマー型認知症 / L-システイン / 過硫化型 / D-システイン / DAO / 3MST / アルツハイマー |
研究概要 |
近年、生理活性物質硫化水素(H2S)が注目されている。本研究では、認知症におけるH2S の動態を解析し、その治療法開発の基盤構築を目指した。大脳皮質におけるH2Sの貯蔵量を測定した結果、アルツハイマー型変化群(ADC)に異常は認められなかったが、老人斑優位型変化群(PSC)については、貯蔵量が低下している傾向が認められた。H2Sの生産酵素及び代謝酵素を定量したところ、PSCでは代謝酵素の存在量が増加しており、ADCおよびPSCともにH2Sを用いた治療法の開発は原理的に可能であることが示唆された。なお、生産酵素を解析する過程で、新たな生産経路を見出した。
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