研究課題/領域番号 |
23700533
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
清水 一憲 京都大学, 大学院・薬学研究科, 特定助教 (70402500)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | バイオメカニクス / BioMEMS / 細胞培養 / 伸展刺激負荷 / 核酸導入 / マイクロデバイス / 伸展刺激 / 血管内皮細胞 / 物質透過 / ネイキッド核酸 / トランスフェクション |
研究概要 |
我々は物理的な刺激を利用した naked 核酸導入法である押圧法を開発してきた。本研究では押圧法のメカニズム解明を目指して、培養細胞を用いた in vitro の研究を行った。押圧法では、押圧した臓器内の細胞に伸展刺激が負荷され、その伸展刺激が何らかの重要な役割を担っていると考えられる。そこで培養細胞に対して伸展刺激を効率よく負荷できるマイクロデバイスを開発し、それを用いて伸展刺激による血管内皮細胞層の物質透過性への影響と伸展刺激による培養細胞への核酸導入効率への影響を明らかにした。その結果、伸展刺激は血液中に投与したネイキッド核酸が血管内皮細胞層を透過することを促進し、押圧した組織におけるネイキッド核酸の分布量を増大させることには関与するが、ネイキッド核酸が細胞膜を突破し細胞内でのネイキッド核酸の分布量を増大させることには大きく関与しないことが示唆された。このように本研究により目標であった押圧法のメカニズムの一部が明らかになった。
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