研究課題
若手研究(B)
本研究は,腹内側前頭前皮質機能を評価する方法の開発に向けて腹内側前頭前野機能と関連がある情動によって生じた過誤記憶に対して2つのパラダイム(Deese-Roediger-McDermottパラダイムと指示忘却パラダイム)を用いた過誤記憶課題の結果を検証することを目的としている.結果,健常者では不快情動刺激における虚再認が,増加する傾向を示した.また,加齢による背外側前頭前野の意図的な注意抑制機能の低下による不快情動刺激への虚再認が増加することを認めた.本研究の成果は,腹内側前頭前野の機能低下による行動障害への新たなリハビリテーション方法の開発の一助となると考えられる.
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