研究課題
若手研究(B)
マイオカイン Secreted protein acidic and rich in cysteine(SPARC)の大腸発がん抑制作用について検討するため、SPARC 遺伝子欠損マウスを用いて解析を行った。その結果、野生型マウスと異なり、SPARC 遺伝子欠損マウスでは習慣的運動による大腸前がん病変の形成を抑制する作用がみられなかった。また、SPARC 遺伝子欠損マウスではアポトーシス陽性細胞、Caspase 活性の増加がみられず、運動によって骨格筋から循環中に分泌されたSPARC は大腸前がん病変部位のアポトーシスを誘導することによって大腸発がんを抑制することが示唆された。
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