学生の健康支援におけるプレゼンティーイズムの基礎的概念の構築

• 研究課題/領域番号: 23700799
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 応用健康科学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 山村 周平 大阪大学, 保健センター, 助教 (60594132)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2011年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 学校保健 / メンタルヘルス

研究概要

本研究では、学生におけるプレゼンティーイズムの概念の妥当性を検討するために、語流暢性課題を行い、その際の前頭前野の脳血流動態を測定した。研究協力者は 22 人の学生であった。その結果、健常学生では酸化ヘモグロビン濃度の上昇がみられたが、プレゼンティーイズムの状態である学生においては統計的に有意な変化はみられなかった。このことから、プレゼンティーイズムの状態の学生と健常学生には前頭前野の賦活に違いがあることが明らかになり、プレゼンティーイズムの状態である学生では前頭前野の機能の低下が生じている可能性が示唆された。