研究概要 |
現在広く使われている一般的なe-Learningシステムは,自ら積極的にシステムを利用する学習者を前提としている.しかしながら,従来のe-Learningの基本機能だけでは,能動的な自学習慣が確立されていない学習者層の支援は困難であった.そこで,本研究では,プッシュ型e-Learningと呼ばれる新たな仕組みに着目した.本研究は,学習習慣が十分に確立されていない学習者層を対象としてプッシュ型e-Learningを活用する.具体的には,学習に対する日常的な「気付き」の提供が自学支援と学習習慣の養成に有効ではないかと考え,携帯電話のメール転送機能を利用したプッシュ型e-Learningを開発した.これにより,各学習者は自動的かつ定期的に練習問題を受けることができるようになった.
|