研究課題/領域番号 |
23701018
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 山梨県立博物館 |
研究代表者 |
植月 学 山梨県立博物館, その他部局等, 学芸員 (00308149)
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研究協力者 |
津村 宏臣 同志社大学, 文化情報学部, 准教授 (40376934)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 動物考古学 / 在来馬 / 楕円フーリエ解析 / 馬産 / 韓国 / モンゴル / 古代 / 中世 / 馬 / 楕円フーリエ法 / ランドマーク法 |
研究概要 |
わが国において各時代にどのような系統の馬が飼育され、利用されていたのかを遺跡出土馬歯の形状解析により検討した。日本や韓国、モンゴルの古代・中世遺跡出土の馬歯を分析した結果、古墳時代から古代の日本列島にはモンゴルを起源とし、朝鮮半島を経由した限られた系統のウマが導入されたものの、中世までにはより多様な馬が導入されたと推測された。また、馬歯の計測により、年齢構成が時代によって変化することや、大きさが時代や遺跡の性格によって異なっていることも明らかになった。以上のように、馬歯の分析を通じてわが国の馬の系統や飼育と利用方法の時期的変化を多面的に解明する方法を確立した点が本研究の最大の成果である。
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