配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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研究概要 |
インドネシアの熱帯泥炭地域において,地下水中の溶存ガス濃度の測定手法を確立し,泥炭土壌中の温室効果ガス(GHG)動態とそれに及ぼす水分や火災の影響を評価した。測定の結果,CO2の放出は排水された自然林で最も高かったのに対し,メタンの放出は湛水した火災跡地で最も高かった。自然林では湛水条件でもメタン濃度は低く,根系を介した酸素の供給の可能性が示唆された。排水された火災跡地では,土壌表層におけるメタン酸化がメタン放出を抑制しており,水位の回復によって放出が増加する可能性がある。
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