研究課題/領域番号 |
23710046
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境影響評価・環境政策
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研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
賀 ビョウ 大分県立看護科学大学, 看護学部, 研究員 (70600675)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | スギ花粉症 / β-グルカン / 黄砂 / アレルギー性鼻炎 / マウス / Cryj1 / ベルカンデラ / 好酸球 / βーグルカン / ビルカンデラ |
研究概要 |
最近の疫学調査では黄砂現象時にスギ花粉症や気管支喘息等のアレルギー疾患に悪化が見られることが報告されている。黄砂には様々な微生物が付着しているが、カビもその一つである。カビに含まれるβ-グルカンがアレルギー炎症を悪化する可能性が考えられるため、本研究では黄砂に付着していたベルカンデラ菌(真菌:β-グルカンを含む)のスギ花粉症増悪作用を、マウスのスギ花粉症モデルを用いて調べた。その結果、ベルカンデラ菌(Bjer)自身にアレルギー性鼻炎を起こす作用が有ること、またスギ花粉抗原によって惹起されるアレルギー炎症が黄砂+Bjer の混合曝露を受けると著しく悪化することが明らかとなった。この結果から、黄砂のスギ花粉症悪化作用の一部は黄砂に付着していた真菌成分が重要な役割を果してしる可能性を示唆した。
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