研究課題/領域番号 |
23710076
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 公益財団法人若狭湾エネルギー研究センター (2012-2013) (財)電力中央研究所 (2011) |
研究代表者 |
前田 宗利 公益財団法人若狭湾エネルギー研究センター, 研究開発部, 主査研究員 (20537055)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 生物影響 / マイクロビーム / 細胞局所照射 / 細胞質の放射線応答 / バイスタンダー応答 / 突然変異 / 選択的細胞死 / 一酸化窒素 (NO) / 突然変異誘発 / 突然変異抑制 / 一酸化窒素(NO) / マイクロコロニー法 / 蛍光抗体法 / 修復関連タンパク質 / 突然変異誘発頻度 / 一酸化窒素 |
研究概要 |
本研究では、独自に開発したX線マイクロビームによる細胞局所照射手法を用いて、照射領域と細胞応答の関係、細胞質の放射線応答に関わる細胞内の情報伝達について解析し、細胞質が照射されている場合、照射されていない場合と比べてより低線量域からDNA修復系が誘導されていることを明らかにした。また、照射された細胞の周辺に存在する非照射細胞群(バイスタンダー細胞)中の不安定な細胞が、一酸化窒素を介した情報伝達によって選択的に排除されるメカニズムを明らかにした。本研究の成果は、放射線によるリスクを機構面から考える上で非常に重要であり、低線量放射線のリスクやヒトへの健康影響の評価において、重要な知見と考えられる。
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