研究課題
若手研究(B)
C60の生体内代謝物として存在する可能性があるフラーレン誘導体(C60O、C60O2、C60O3およびC60(OH)2)について、LC/MS/MSを用いた高感度分析法の検討及びin vitro系を想定した試料からのフラーレン誘導体の抽出等の前処理法を検討し、それぞれ確立した。in vitro系でのフラーレン誘導体の細胞毒性について評価した結果、C60Oで濃度依存的に細胞生存率が低下することや、C60O2およびC60O3はC60より低毒性であることを見出した。また、肝ミクロゾームを用いたC60の代謝試験の結果、本研究の条件ではフラーレン誘導体が生成しないことが明らかとなった。
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The Journal of Toxicological Sciences
巻: 37, 2 April ページ: 353-361
10030126828
Toxicology Letters
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