研究課題
若手研究(B)
水平伝播を利用した次世代型クローニング技術開発に向けて、供与菌(大腸菌)と受容菌(枯草菌)の適切な培養条件を確立するとともに、安定なDNAの移行操作についての菌株の種類やヌクレアーゼ阻害剤の効果を明らかにすることができた。特にビルレントファージ(λgt10)による溶菌システムを開発したことで、プラスミドを保持する既存の大腸菌株(ライブラリー)を手軽に使用することが可能となった。さらにエキソヌクレアーゼが高効率化のための促進剤として効果的であることも判明した。以上本研究によりDNAを精製せずに簡便に他の宿主に移行させる「水平伝播を利用したクローニングシステム」の基盤技術を確立できた。
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