研究課題/領域番号 |
23710261
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物分子科学
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研究機関 | 独立行政法人海洋研究開発機構 (2013) 東京理科大学 (2011-2012) |
研究代表者 |
池田 玲子 独立行政法人海洋研究開発機構, 海洋・極限環境生物圏領域, 研究支援パートタイマー (60516441)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2014
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研究課題ステータス |
中途終了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | エリプチシン / MAT1A / Ellipticine |
研究概要 |
Methionine adenosyltransferase 1A(MAT1A)遺伝子は、肝発生に伴い発現し肝炎及び肝がんにおいてはその発現が消失する特性を持つ。本研究では、Ellipticine誘導体により引き起こされたMAT1A遺伝子発現メカニズムと正常肝発生におけるその遺伝子発現メカニズムとの相同性を検討した。MAT1A遺伝子は、エリプチシン処理後3 hでその発現が認められ、その後12 hにおいて発現量が最も多くなった。また、ルシフェラーゼアッセイを用いてプロモーター解析を行ったところ、エリプチシンを添加することによりおよそ30%ルシフェラーゼ活性が上昇することが示された。 MAT1A遺伝子発現はDNAメチル化などのエピジェネティックな機構により制御されることが知られている。そこでMAT1A遺伝子プロモーター領域のメチル化率をBisulfite-sequencing法により観察した。その結果、エリプチシン処理をすることによりMAT1Aプロモーター領域のDNAメチル化は低メチル化へ移行することが明らかになった。さらに、エリプチシンによるこの効果がMAT1A遺伝子特異的なものであるか確認するために、未分化細胞でのみ発現しその発現がメチル化によって制御されていることが知られているOct-4遺伝子についてもエリプチシンを用いて同様にメチル化解析を行ったが、メチル化率に変化は見られなかった。 MAT1A遺伝子発現には、そのプロモーター領域に転写因子であるC/EBPbetaが結合することが必須である。そこで、MAT1Aプロモーター領域とC/EBPbetaの結合をChIP assayを用いて観察した。その結果、MAT1Aプロモーター領域とC/EBPbetaはエリプチシンによりその結合が促進されていることが明らかになった。
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