研究課題
若手研究(B)
南米大陸原産の農作物キャッサバは、アフリカ大陸の広大な領域で栽培され、多数の人口を養う重要な主食用農作物となっている。アフリカ大陸中央部におけるキャッサバの普及過程については未解明の点が多いが、その一因は関連ポルトガル語史料が十分に活用されていないことにあった。本研究においては、ポルトガルの海外領土歴史文書館等において調査を実施し、ポルトガル植民地支配末期にアンゴラで刊行された農業統計である『アンゴラ農業センサス』全35巻のうち32巻の現物あるいは複写を入手した。そしてそれらの内容を分析し、アンゴラにおけるキャッサバの栽培・普及状況について検討を行った。
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