研究課題/領域番号 |
23720010
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
入谷 秀一 大阪大学, 文学研究科, 研究員 (00580656)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | アドルノ / フランクフルト学派 / 承認論 / 犠牲者 / 物語 / 苦悩 / ナラティブ / ドイツ / 生活史 / 国際研究者交流 / ロシア / ウラジオストク極東技術大学 |
研究概要 |
最も大きな研究成果は、2013年に『かたちある生 アドルノと批判理論のビオ・グラフィー』を出版したことである。これはアドルノの思想がどう生まれ、どう引き継がれていったかという視点から20世紀ドイツ精神史を包括する文献学的分析であり、同時に、生命を巡る現代の議論(バイオポリティクス、バイオエシックス、ライフヒストリーなど)を再活性化する哲学的な試みであったと言える。また研究成果として論文「犠牲者の/についての語り――物語論のための覚え書」が挙げられる。これは現代フランクフルト学派における犠牲者論を紹介するのみならず、この犠牲者というモチーフを哲学的な物語論に組み入れる試みであった。
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