研究課題
若手研究(B)
これまで、江戸時代に行なわれた文人画における明清絵画の影響は、さまざまな形で語られてきたが、実は日本の文人画家たちが一見、否定していたかのようにも見える室町時代の水墨画も、その作画の一規範と成り得ていた。本研究はこれを、18 世紀の京都で活躍した画家、池大雅(1723-1776)の作品を中心に、同時代のいわゆる漢画系諸派(雲谷派など)の動向も視野に入れながら、日本近世絵画史における中国の影響を立体的に考察するものである。
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懐徳堂研究
巻: 3 号 ページ: 3-15
120005249117