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アングラ演劇の変容と継承-1970年代以降の小劇場演劇研究

研究課題

研究課題/領域番号 23720088
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 芸術学・芸術史・芸術一般
研究機関早稲田大学

研究代表者

梅山 いつき  早稲田大学, 演劇博物館, 研究員 (50505401)

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 中途終了 (2011年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード現代演劇 / 舞台芸術 / 演劇史
研究概要

本研究は、1960年代に誕生したアングラ演劇が70年代から80年代にかけてどのような変容を遂げ、その精神性がいかなるかたちで後世に継承されていったのかを明らかにすることを目的とするものであり、具体的には次の三つを課題として調査を行った。1.アングラ演劇の海外公演調査。2.小劇場演劇第二世代、第三世代の活動調査。3.作品分析。1の調査では、まず、アングラ演劇のなかではいち早く海外公演を行った寺山修司率いる演劇実験室・天井桟敷のオランダ公演について、現地へ赴き資料調査を行った。あわせて、演劇センター68/71の中心的メンバーであった、劇作家・演出家佐藤信が80年代以降取り組んでいる中国との交流事業(演劇、オペラの創作)について、中国・南京へ赴き、現地での佐藤のワークショップを調査した。2の調査では、演劇センター68/71および、状況劇場の影響を受けた地方の野外演劇集団として、仙台の劇団オクトパスおよび名古屋の劇団白髪小僧を取り上げ、主宰者からの聞き取り調査を実施した。以上の調査結果は、3の作品分析ともあわせ、成果として二冊の単行本にまとめた。『アングラ演劇論-叛乱する言葉、偽りの肉体、運動する躰』はアングラ演劇の代表的な作家・集団を取り上げたものである。岡室美奈子との共編著である『60年代演劇再考』は、海外との交流も含めた、アングラ演劇の活動について、関係者の証言をまとめたものである。これまでアングラ演劇は日本の現代演劇史上重要視されながら、学術研究の場で取り上げられることは少なかった。この二冊は、本格的なアングラ演劇論および資料集として、これまで明らかにされてこなかった創作現場の実態を明らかにするものであり、今後、アングラ演劇のみならず現代演劇研究を発展させるものとして意義のあるものといえるだろう。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 図書 (2件)

  • [図書] アングラ演劇論-叛乱する言葉、偽りの肉体、運動する躰2012

    • 著者名/発表者名
      梅山いつき
    • 総ページ数
      260
    • 出版者
      作品社
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [図書] 60年代演劇再考2012

    • 著者名/発表者名
      岡室美奈子
    • 出版者
      水声社
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

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公開日: 2011-08-05   更新日: 2019-07-29  

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