研究課題/領域番号 |
23720122
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
位田 将司 早稲田大学, 文学学術院, 助手 (80581800)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 横光利一 / 上海 / 新カント派 / 日本近代文学 / アヴァンギャルド / 新感覚派 / モダニズム / 認識論 / 価値哲学 / カッシーラー / リッケルト / 表象 |
研究概要 |
横光利一の小説『上海』は、新カント派の哲学理論の影響のもと書かれたことが判明した。新カント派は、多様性の中に普遍性を、普遍性の中で多様性を維持する理論を構築した。横光はその哲学理論を応用することで、「上海」が多様で異なる国民や民族を内包しながらも、同時に彼らが共存できる秩序を「上海」に見出し、小説として構成したのであった。「上海」は横光にとって文学理論そのものを表現する場所だったのである。
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