研究課題
若手研究(B)
本研究は、商代の甲骨文字資料から全ての同文卜辞を見出し、綿密に整理した上で総合的に考察したものである。同文卜辞は、同一の事柄について数回卜ったことを記録した内容が同じまたはほぼ同じ卜辞である。同文卜辞を全面的に比較研究することによって、甲骨文字の共時性を考察し、文字の様相や書写習慣を年代ごとに検討し、同文卜辞における文字使用の特徴を纏め、その文法体系をも探究した。香港・奈良・台北などの国際シンポジウムや研究会で研究成果を発表し、単著『甲骨文字と商代の信仰──神權・王權と文化』を出版した。
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