研究課題
若手研究(B)
肥沃な三日月弧は、地中海型農耕の起源地として知られている。しかし、過去30年間、肥沃な三日月弧の東翼ザグロス地域では不安定な政局を受け、新石器研究が著しく停滞してきた。本研究では、研究の空白地域であったザグロス地域における新石器化のプロセスを解明することを目的に、ザグロス南部のファールス地方マルヴ・ダシュト盆地周辺を対象に考古研究を実施した。研究の結果、紀元前6000年前後に、当該地域の石器製作伝統が大きく変貌したことが明らかとなった。この時期に本格的にヤギ・ヒツジ飼育そして灌漑農業が導入され生業が大きく変化したことと関係があると推測された。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (12件)
西アジア考古学
巻: 第14号 ページ: 25-35
40019726375
Terminologies, Continuities, and Contexts in Near Eastern Lithics (edited by Elizabeth Healey, Stuart Campbell and Osamu Maeda)
ページ: 163-169
Stone Terminologies, Continuities, and Contexts in Near Eastern Lithics
巻: 13 ページ: 163-170
Fars, Southwest Iran、Iran
巻: (掲載決定)