研究課題/領域番号 |
23720396
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
考古学
|
研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 |
研究代表者 |
廣瀬 覚 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 主任研究員 (30443576)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 石工技術 / 飛鳥時代 / 三次元計測 / 横口式石槨 / 基壇外装石 |
研究成果の概要 |
本研究では三次元計測の手法を用いて、飛鳥時代の石工技術にかんするマクロ、ミクロなデータを収集し、その実態について検討した。その結果、飛鳥時代後半の二上山凝灰岩の生産・流通では、寺院・宮殿の基壇外装石、古墳の墳丘外装石、石槨石材などの各種製品が同一の技術で加工されており、石切場付近で完成の域にまで仕上げられた上で、消費地各所に一元的に供給されていた状況を明らかにした。また、そうした飛鳥時代後半以降の二上山凝灰岩製品の生産・流通の発達は、飛鳥時代初頭に朝鮮半島から導入された硬質石材(花崗岩類)の加工技術が古墳時代以来の伝統的な軟質石材(二上山凝灰岩)へと応用されることで達成されたものと理解できた。
|